物流資材・カバー
よくあるご質問
フレキシブルコンテナ
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製品について
フレキシブルコンテナとは何ですか?
フレキシブルコンテナ(FIBC:Flexible Intermediate Bulk Container)は、粉粒体を大量に保管・運搬するための柔軟な袋状の容器です。
|特長
- 柔軟性のある素材(織布、樹脂フィルムなど)で作られており、未使用時は折り畳みが可能
- 吊り上げ用のつり部を備え、フォークリフトやクレーンでの移動が簡単
- 投入・排出用の開口部があり、内容物の投入や排出がスムーズに行えます
|種類
用途や使用頻度に応じて、大きく以下の2種類に分類されます
1. ランニングタイプ(繰り返し使用可能)
長期間の繰り返し使用を目的として設計されており、修理が可能
・分類:
– ランニングI形:繰り返し使用可能で、修理時には元の強度を維持
– ランニングJ形:耐候性・防水性に優れた設計で、修理後もこれらの性能を保持
・1種:ゴムまたはプラスチック引布を使用し、高周波溶着で加工
・2種:ポリオレフィン系織布を使用し、熱風融着で加工
・原反材質:PVC、EVA、合成ゴム、PE など
2. クロスタイプ(使い捨てまたは短期使用)
1回~数回、または1年以内の使用を目的とし、修理不可
・分類:
– クロススタンダード形:数回使用可能。破損品や修理品は使用不可(内袋や部品の交換は可)
– クロスシングル形:1回限りの使用を目的に設計
・原反材質:PP(ポリプロピレン)など
・分類:
– クロススタンダード形:数回使用可能。破損品や修理品は使用不可(内袋や部品の交換は可)
– クロスシングル形:1回限りの使用を目的に設計
・原反材質:PP(ポリプロピレン)など
|一般的な呼び名
フレキシブルコンテナは略称で呼ばれたり、「トン袋」や「トンバッグ」とも呼ばれます。これは、1トン程度の重量物を充填できる容積・強度のものが主流であるためです。
|主な利点
- 柔軟性:プラスチック製や金属製の容器と比較して、未使用時に折り畳めるため保管スペースを節約でき、運送コストも削減できます。
- 用途の広さ:工業薬品、食品、農業資材など、さまざまな分野で使用可能。
- 経済性:繰り返し使用タイプは長期的なコスト削減に貢献。
このように、フレキシブルコンテナは輸送効率と柔軟性を兼ね備えた便利な中型容器です。用途に応じた適切な種類を選ぶことが重要です。
フレキシブルコンテナは何に使うのですか?
粉粒体の保管や輸送に使われます。具体的には以下の用途で広く活用されています
- 工業薬品(化学品や原料の運搬)
- 合成樹脂(プラスチック原料の保管・輸送)
- 窯業土石品(セメント、砂利などの建材の運搬)
- 飼料(動物用のエサの保管・輸送)
- 食品(穀物や粉状食品の保管・輸送)
これらの用途において、大量輸送が必要な場合や保管スペースを効率的に利用したい場合に、フレキシブルコンテナが活躍します。

フレキシブルコンテナ倉庫での保管
ランニングタイプ(繰り返し使用目的)のフレキシブルコンテナは取り扱っていますか?
当社でお取り扱いしているのは「クロスタイプ」のみとなります。
フレキシブルコンテナ(クロスタイプ)の特徴を教えてください
- 未使用時は折り畳みが可能
- 空の状態での重量が軽い
- 特別な荷役設備が要らず、フォークリフトやクレーンで荷役作業が可能
- 段積み保管ができ、倉庫内のスペースを有効に使用できる
- 輸送時だけでなく、貯蔵袋としての機能を有する
- 本体部の主な素材はPP(ポリプロピレン)の織物で、完全燃焼しても有害物質を出さず環境負荷が少ない
- 屋外保管する際はカバー等の対策が必要(運搬・貯蔵に必要な吊り部、本体部の主な素材はPPであり、耐候性を有していますが、屋内保管を前提としています)
フレキシブルコンテナ(クロスタイプ)を屋外で使用してもいいですか?
屋外保管する際はカバーをかける等の対策をした上でご使用ください。
(運搬・貯蔵に必要な吊り部、本体部の主な素材はPPを使用しています。耐候性を有していますが、屋内保管を前提としたものになります)
排出口の無いフレキシブルコンテナは何に使うのですか?
土・原料・廃棄物・ゴミなどワンウェイで運搬・保管する際にご使用いただけます。
排出口が無い代わりに、底布に穴をあけて排出する方法もあります。
投入口が大きく、排出口のあるフレキシブルコンテナは何に使うのですか?
最も一般的に使われている形です。
投入口が大きいので、大量に投入することができます。底に排出口がついており、運搬先で排出することができます。

投入口が小さく、排出口のあるフレキシブルコンテナは何に使うのですか?
工場の設備でホッパー(ロート)を使って確実に投入する場合には、このタイプがおすすめです。
ホッパー(ロート)に投入口を固定して投入できますので、異物混入が防げます。底に排出口がついており、運搬先で排出することができます。
フレキシブルコンテナの選び方について教えてください
| 選び方1. フレキシブルコンテナ本体を決める
1.何を入れるのか
かさ比重(見かけ比重)を確認します。比重が小さい場合、大きめの容量が必要です。
例:かさ比重1の場合、1000Lの袋で1000kg充填可能ですが、米(かさ比重が1よりも小さい)の場合、1300Lが必要です。
2.容量(リッター)と重量(kg)
必要な容量と重量を決定します。
3.特別な条件があるか
- 通気性が必要か、防湿が必要か?
- 使用枚数や種類は?
- 種類ごとに色分けが必要か?
5.サイズを検討する
- 幅:パレットサイズに適合するか?
- 高さ:ラックサイズや段積みの制限は?
- 1袋あたりのサイズが安全に設置できるか?
|選び方2. 投入口の形状を決める
投入口の形状は内容物の投入方法により選びます。
- 全開タイプ:大量に投入する場合に適しています
- 半開タイプ:ホッパー(ロート)に固定して正確に投入可能
投入口の直径や高さは、投入設備に合わせて調整します。

|選び方3. 排出口の形状を決める
排出口の種類は以下の通りです
- 排出口なし
- 半開タイプ:最も一般的な形状で、少量ずつ排出可能
- 全開タイプ:肥料や粘度の高い物質など、大量排出が必要な場合に使用
排出設備に合わせて直径や高さを設計します。

|選び方4. 吊り部の形状を決める
容量や安全性を考慮して、吊りベルトや吊りロープなど、吊り部を設計します。
- 吊りベルト:一般的に使用されるタイプです。
- 吊りロープ:耐久性を重視したい場合に使用されます。使用時に摺れて摩耗するため、ベルトよりも耐久性に優れ、複数回使用する用途に適しています。
|選び方5. その他の仕様を決める
作業性や安全性を考え、設計します。
当社では、安全性を重視し、オーダーメイドのフレコンを設計・提供しています。
ご要望に合わせた仕様設計や最適な製品選びをサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
フレキシブルコンテナのオーダーメイドを相談したいのですが何をお伝えすればいいですか?
オーダーメイドをご希望の際は、以下の内容をご確認ください。
- 内容物 : 米・鉱物・鉄粉・活性炭・樹脂原料・砂
- 最大充填重量 : 500kg・1000kg・1200kgなど
- 必要数量 : 何枚(年〇枚、月に〇枚、1回〇枚など)
- 形状 : 丸型・角型
- 本体サイズ : (直径)または(幅×奥行)×高さ or 容量
- 投入口 : 全開・半開
- 本体生地の仕様: ベージュ・黒など/ラミネートあり・なし
- 内袋 : あり・なし
- 排出口 : 全開・半開・なし
- 吊り部分 : ベルト・ロープ
- ベルト色 : ベージュ・黒・赤・緑・青など
- 充填フック : あり・なし
- ポケット : あり・なし
- 印刷 : ロゴ・商品名・社名・なし
「物流資材カタログ」p.8の内容もあわせてご確認ください。
お問合せフォームまたはお電話にて「フレキシブルコンテナのオーダーメイドについて」とお問合せください。
購入・サンプル依頼について
どこで購入できますか?
各エリア販売店よりご購入いただけます。
お問合せフォームまたはお電話にて、ご希望の商品と「購入可能な販売店紹介希望」とお問合せください。
原反生地のサンプルはありますか?
サンプル帳をご用意しております。お問合せフォームまたはお電話にて「フレキシブルコンテナの原反生地サンプル希望」とお問合せください。