商品コラム
土木資材
施工性抜群のコンクリート養生シート「キュアライト」と専用糊!鉛直面への使用事例ご紹介
コンクリートの品質と耐久性を向上させるためには、適切な養生が不可欠です。
特に、ひび割れや強度低下を防ぐには、長期間の湿潤状態を維持することが求められます。
その課題を解決するのが、アメリカの優れた技術を用いたコンクリート養生多層シート「CURE-RIGHT キュアライト」です。
目次
1.CURE-RIGHT(キュアライト)の特長
特長1. 高い保水性
キュアライトは4層構造により、高い保水性があり、約7日間の追加散水が不要で、作業の手間を削減できます。
特長2. 圧縮強度の向上
キュアライトで養生したコンクリートは、散水養生と比較して約30%の圧縮強度向上が確認されています。
水中養生と同等の強度を発揮し、より高品質なコンクリートを実現します。

特長3. 施工の簡便さ
厚さ約1mm、重量約2kg/巻と薄く軽量なため、施工性にも優れています。水平面だけでなく、垂直面にも使用可能です。
特長4. 品質の安定・保持
コンクリート表面の水分蒸発を抑え、亀裂、欠け、へこみ、剥がれを予防。
長期的な品質保持が可能です。
2.キュアライト専用糊の役割
特に垂直面(対象:屋内および埋め戻しをするコンクリート構造物)に「CURE-RIGHT」を使用する際に、「キュアライト専用糊」を使用することを推奨しています。

密着性が向上し、確実な養生効果を得られます。
※端部の補強に養生テープをご使用ください。また、必要に応じて、固定治具やバンドなどの固定資材をご使用ください。
3.長野県塩尻市:橋脚断面修復工での使用事例
長野県塩尻市の橋脚断面修復工事において、「キュアライト」と「キュアライト専用糊」が採用されました。
本工事では、特に垂直面での確実な養生が求められるため、専用糊を活用して施工が行われました。
施工手順
対象箇所の準備
- 既存のコンクリートを斫り、ポリマーセメントモルタルを塗布。
- 約3日間の硬化期間を経てから、キュアライトを設置。
キュアライト設置
- 最上部からホースで散水。
- 蓄圧式噴霧器を用いて「キュアライト専用糊」を均一に噴霧。
- 「キュアライト」を設置し、ローラーで脱気しながら密着。上部を養生テープで固定。
- シート同士は重ねず、突き合わせて設置。突き合わせた箇所は養生テープで固定。
- ホースで散水
- 専用糊を噴霧し施工
養生完了
- 施工後の剥がれもなく、確実な養生が完了。

創意工夫を目的にご活用いただきました。
4.まとめ
「キュアライト」と「キュアライト専用糊」を活用することで、施工の手間を削減しながら高品質なコンクリート養生が可能です。特に、垂直面においても、適切な施工手順を守ることで確実な密着と長期間の湿潤保持が実現します。
長野県塩尻市の橋脚現場のように、足場が組んであり作業スペースが制限される狭い箇所では、従来の分厚く、重い養生シートは取り扱いが大変です。
薄くて軽い「キュアライト」はそのような現場でもハンドリング性に優れ、撤去時も大きな作業負担もなく施工ができます。
NETIS-VE登録品ですので、新技術を活用した技術提案や創意工夫などにもご検討頂ける資材となっています。
これからのコンクリート施工において、品質向上と作業効率化を両立させる「CURE-RIGHT キュアライト」をぜひご活用ください。
📢 動画でも長野県塩尻市での施工事例についてご覧いただけます。
📢 その他の鉛直施工事例もご紹介しています。
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