商品コラム
土木資材
目地や縁石立ち上がり部に!熱と酢と泡の効果で雑草を弱体化させる!次世代雑草処理システム「VB Heater」
目次
1.雑草管理の基本
1-1.一般的な雑草対策方法
雑草管理は、私たちの日常生活で避けられない課題の一つです。
特に、道路の管理者や自治体の担当者にとって、雑草は景観を損なうだけでなく、安全面や道路の機能にも悪影響を与える重要な問題です。
雑草を管理する方法には、手作業での草刈りや草刈り機の使用、除草剤の散布、防草シートなどの資材の活用が一般的です。
それぞれ、現場の状況や目的に応じて使い分ける必要があります。
本記事では、各雑草管理方法のメリット・デメリット、適しているシーン、また新しい雑草管理システムをご紹介します。
1-2.草刈り、草刈り機、除草剤、防草資材の活用
手で草を刈る方法は、手軽にできてすぐに効果が見込めますが、労力がかかるため、広い範囲の除草には不向きです。
また、根が残っていると雑草が再び生えてしまうため、根本的な解決にはなりにくい方法です。
草刈り機を使うと、広い範囲の雑草を効率よく刈ることができますが、飛び石などによる危険があるため、安全面への配慮が必要です。
また、障害物があると使用できず、縁石の立ち上がり部や細かい場所には対応しきれないことがあります。
除草剤は、効果が高く持続性もあるため、広範囲の除草に適していますが、環境への影響や安全性が懸念されることもあります。
防草シートなどの資材は、物理的に雑草が生えないようにする方法で、管理の省力化が期待できます。
ただ、資材の使用前に雑草を取り除く作業が必要で、場所によっては使えないこともあります。
1-3.草刈りのデメリットを知っておく
そもそも、草刈りをすることのデメリットをご存じですか?
草刈りをすることで、雑草の種子を飛散させることにつながる場合があります。
また、土が裸地になることで太陽光が土にあたり、埋土種子の活性化につながり、雑草が発生しやすい環境を整えてしまうリスクもあります。
近年では、除草剤に耐性のある種も増えており、選択制除草剤(栽培する作物に対しては安全性が高く、 雑草にのみ効いて防除できる除草剤)では、効果のない雑草も発生してきています。
2.熱湯と酢の効果|自然由来の雑草対策
2-1.熱湯で雑草を枯らす方法
雑草対策として、熱湯を使う方法があります。
とてもシンプルな原理で、熱湯を雑草にかけることで植物の細胞がダメージを受け、雑草が枯れてしまいます。
とてもシンプルな原理で、熱湯を雑草にかけることで植物の細胞がダメージを受け、雑草が枯れてしまいます。
ただし、広い範囲に生えている雑草に対して使用する方法としては効率が悪く、あまり向いていません。
ですが、目地や縁石の際、インターロッキングブロックの隙間など、手で抜きにくい場所の雑草処理には効果的です。
こういった場所では、手で引き抜く前の処理として熱湯を併用するのがおすすめです。
2-2.酢の酸性が雑草を弱体化させる
酢は、安心して使える自然由来の除草剤としても知られています。
植物は通常、中性の状態を保っていますが、強い酸性やアルカリ性のものを吸収すると、内部から弱り、やがて枯れてしまいます。
酢を土に染み込ませることで、根にも効果が及び、根から雑草を枯らすことが期待できます。
ただ、周りに残しておきたい植物がある場合は、他の植物に酢がかからないように、散布の際は注意が必要です。
3.熱(湯)と酢の効果を利用した新システム「VB Heater」とは
3-1.熱(湯)と酢の相乗効果で雑草を弱体化させる新技術
「VB Heater」は、高温のビネガーバブル(酸性泡)により雑草を弱体化させる新しい技術を用いた雑草処理システムです。
酢と熱の相乗効果を最大限に活かし、雑草を効果的に弱体化させます。
3-2.酸性泡(ビネガーバブル)の効果
VB Heaterの最大の特長は、酸性泡(ビネガーバブル)を利用することです。
酸性泡は、酢の酸性成分を含んだ泡で、これが雑草の細胞に浸透しやすく、効果的に細胞を破壊します。
さらに、泡状であることで熱を保持しやすく、湯の効果を持続させることができます。
これにより、雑草の根までしっかりと効果を及ぼし、再生を防ぐことが可能です。
施工後、枯れた雑草を取り除くだけなので雑草処理の手間の軽減につながります。
3-3.VB Heater 3つの効果
従来の一般的な雑草管理方法にはそれぞれメリットデメリットがあり、目的や現場の状況に応じて使い分けが必要でした。
VB Heaterはこれら従来の雑草管理方法のデメリットを補うことができる新しいシステムです。
4.長期的な雑草管理には防除資材の併用が効果的
VB Heaterは、すでに生えている雑草を除去する作業を効率化し、雑草管理の前処理工として使用することを想定しています。
きれいに雑草を除去した後も、しばらくすると、種子が飛来して再び雑草が生えてくることもあります。
そのため、防草シート端部や構造物のすき間からの雑草を抑制する防除資材を併用することを推奨しています。
イカ・スミ
砂や土を溜めにくい傾 斜を立体成形したい現場に
イカ・スミ ソフト
振動や衝撃に対する高い弾性が求められる現場に
【特長】
✅優れた安定性:硬化後の収縮率が低く、施工後に隙間が生じにくいため安定性に優れています
✅高い接着力 :従来のモルタル充填と比較して接着力が高いです
5.土木と農業の連携による新しいIPMを
VB Heaterは、土木と農業の連携による新しいIPM(総合的病害虫管理/Integrated Pest Management)としての展開も視野に入れています。
単なる雑草対策としてだけでなく、より効率的で持続可能な土地管理を実現したいと考えています。
コストや時間の省力化、持続可能な農業や土地管理に貢献します。
小泉製麻では、VB Heaterの試験機を用意しており、ご検討いただく方向けに実機での評価が可能です。
関心を持たれましたらぜひお気軽にお問合せください。