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物流資材・カバー

雨・埃よけや遮熱・遮光対策に!
パレットカバーで屋外保管の荷物を守る

物流センターや工場、倉庫などでは荷物の移動・運搬に多くのパレットが使用されており、
倉庫内に保管するものもあれば、屋外にパレット積みで保管するものもあります。
 
屋外保管するパレット積みの荷物の場合、そのまま置いているだけでは雨や埃、強い日差しにさらされてしまいます。
屋外保管の荷物を守るために活躍するのが「パレットカバー」です。
 
小泉製麻では規格品とオーダーメイド品でパレットカバーを取り扱っており、ご要望に合わせたご提案をさせていただいています。本記事では、パレットカバーの生地の選び方や加工オプションについて解説します。
 
※本記事では、PEフィルムのワンウェイのカバーではなく、繰り返し使用できるカバーをご紹介しています。
 

1.パレットカバーとは?

パレットカバーは、工場や倉庫などで荷物をパレットに積載した状態で保護するためのカバーです。
防水性や遮熱性、遮光性を備えたものなど様々です。
荷物にかけておくことで、雨や埃、日差しから守ることができます。
サイズや仕様が決まった規格品として販売されているものと、生地や加工オプションを希望に合わせてオーダーメイドする受注生産品があります。
ワンウェイ利用ではなく、繰り返し使用できるため、廃棄量の削減にもつながります。
 
パレットカバー規格品と受注生産品

パレットカバー|規格品と受注生産品

2.パレットでの屋外保管時によくある困りごと

  • 雨に濡れてしまう
  • 埃をかぶったり汚れが付着してしまう
  • 長期保管していて紫外線劣化や日焼けしてしまう
  • ちょうどよいサイズや仕様のカバーがない
倉庫などの屋内保管でも埃などのお悩みはありますが、屋外となるとより過酷な環境になります。
雨や紫外線などから守れる仕様のもの、荷物の形状や用途に適したものを選ぶ必要があります。
 

3.パレットカバーの選び方3つのポイント

パレットカバーを選ぶ際には、以下のポイントをまず確認しましょう。
 
素材・生地
耐久性や防水性、耐候性を重視する場合は、それらに適した材質・生地を選びます。
 
サイズ
パレットや荷物のサイズに合ったカバーを選びましょう。
大きすぎると風で飛ばされやすく、小さすぎると荷物を覆えず、十分に保護ができません。
ぴったりフィットするサイズを選びましょう。
 
用途に応じた仕様・加工オプション
特定の用途や条件に合わせた特殊なカバーもあります。
カバーの設置や取り外しが容易にできるのかなども含め、必要に応じて加工オプションが選択できるのかを確認しましょう。
 

4.生地の選び方

4-1.雨や埃から守るならスタンダードなブルーシートタイプ

スタンダードなブルーシート生地は雨対策・埃除けなどの防水・防汚・防塵などに効果的です。
一般的には耐候性などはそれほど高くないものが多いですが、短期間の利用には適しています。
 

4-2.遮熱・日差しや紫外線劣化を防ぐなら遮熱シートタイプ

日差しや紫外線劣化から荷物を守るのに効果的です。
夏場の暑さでもカバー表面が熱くなりにくく、扱いやすいメリットもあります。
 

4-3.中身を見えるようにしたいなら透明タイプ

中身が分かりやすい透明タイプ。
透明なタイプは屋内用にも販売されていますが、屋内用の生地ではなく、屋外向けの耐候性のある生地のものを選びましょう。
 

5.パレットカバーの加工オプション

生地を選んだあとは、カバーの付け外しの有無や頻度、用途によって加工を選びます。
ご相談内容に応じて提案いたします。
 

5-1.裾部の加工オプション

切りっぱなし:裾部の加工なしで、カットしたままの状態です
折り返し補強(ハトメなし):折り返し部分を補強することで、破損の低減につながります  
ハトメ加工:折り返して裾部にハトメをつけることでロープを通して固定できます
絞りロープ加工:裾絞り用ロープで風によるバタつきをおさえることができます
縛りロープ加工:固定用ロープをつけることでしっかり固定でき安心です
 

5-2.その他の加工オプション

ファスナー 開閉式:中身の確認など開閉が容易になります
面ファスナー 開閉式:ファスナー同様、中身の確認などに便利です
D管付き固定ベルト式:風対策が必要な場合、固定に役立ちます
取っ手:開閉作業を容易にします
ポケット:商品ラベルなどを入れることで中身の識別に役立ちます
窓 :IBCコンテナなどの液体残量を確認するための残液確認窓をつけることができます。   
印刷:社名などの印刷も可能です。
 

6.小泉製麻のパレットカバー

6-1.規格品:シルバーパレットカバー

 
ボックスタイプの規格品です。
耐候剤を添加しているため、長期間の使用が可能です。
裾絞りロープ入りなので風によるバタつきをおさえ、裾の位置決め調整も簡単です。
規格として多い2種類のサイズをラインナップしています。
 
 
 
 
商品情報
 

6-2.オーダーメイド品のパレットカバー

オーダーメイド品は下記の生地の中から用途にあったものを選んでいただけます。
使用期間などから、耐久性の目安をご確認ください。
 

遮熱効果を必要とされる場合は遮熱シート「PE#4000ラミネートクロス」がおすすめです。
加工のご希望がありましたら、前述の [5.パレットカバーの加工オプション] をご参考に、加工の内容をご相談ください。
 

7.まとめ

パレットカバーは、屋外で荷物を保管する際に雨や埃、強い日差しから守り、品質を保つために欠かせない存在です。
パレットカバーの選び方は、保管する荷物の種類や保管環境・用途によってさまざまです。
素材、サイズ、性能、耐久性、取り扱いの容易さ、コストパフォーマンスなどを総合的に考慮し、最適なカバーを選ぶことが大切です。
適切なパレットカバーを選び、効果的に使用することで、荷物を安全に保護し、品質を維持することができます。
ぜひ現場に合ったものを選んでパレットカバーを活用してください。
 
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