商品コラム
業務用液体容器
容器選びは「品質保持期限×コスパ」がポイント!
ーバリア性から見るBIBの選び方ー
容器選びの際に、容器の持つ「バリア性能」について注目して見られたことはありますか?
「バリア性能」は少し見落とされがちな部分でもあるのですが、オーバースペックにならずに、
また容器の中身である商品(=内容液)をよい状態に保つことができる”ほどよいバリア性”を選択するのがオススメです。
本記事ではバリア性とコストのバランスについて、選び方のヒントになるよう、事例をまじえながらご紹介します。
*本記事の内容は、小泉製麻の商品紹介YouTubeチャンネルでもご紹介しています*
1.なぜ容器のバリア性が重要なのか?
内容液が劣化する原因の一つは、”酸化”です。
酸素に触れると味や風味が落ちたり、変色したりする内容液には、
酸素を通しにくい素材の容器を使用することで品質保持期限を延ばすことができます。
今回は当社のBIB『バロンボックス®』シリーズの中でのバリア性の違い、
選び方のポイントをお伝えします。
2.BIB(バッグ イン ボックス)とは
BIB(バッグインボックス)は、プラスチック製のやわらかい内袋と段ボールケースを組み合わせた
容器で、当社の商品名が『バロンボックス®』といいます。
食品から薬品まで、幅広い分野で使用されている業務用の液体輸送・保管に便利な容器です。
一般的には、形状の異なる3種、成型タイプ、フィルムガゼットタイプ、フィルムピロータイプがあり、
その中で、バリア性能が違っていたり、一部の内容液に特化した規格となっていたり、いくつかの種類が
存在します。
小泉製麻では、
- 成型タイプ「クリーン」
- フィルムガゼットタイプ「スクエア」
- フィルムピロータイプ「ソフト」
の3種に分かれており、その中で、スタンダードタイプとバリアタイプに分かれています。
(※「ソフト」はバリアタイプのラインナップなし)
3.容器のバリア性の違いについて|クリーンとスクエアの比較
一口に「バリアタイプ」と言っても、バリア性能はそれぞれ異なります。
バロンボックスの成型タイプ「クリーン」「クリーンα」とフィルムガゼットタイプ「スクエア」「スクエアα」の
4品種のバリア性を、比較してご紹介します。
バリア性が高い順に「スクエアα」、「クリーンα」、「スクエア」、「クリーン」です。
酸素透過度の数値が低いほど、
酸化・劣化の原因となる酸素を通しにくい=バリア性が高い、と言えます。
これらのコストを比較すると、
高い順に「クリーンα」、「スクエアα」、「スクエア」≒「クリーン」となります。
4.バリア性を基準とした容器の選び方のポイント
容器のバリア性が高いということは、酸化を防ぐ・内容液の劣化を防ぐ、ということにつながります。
高いバリア性を求められ、「クリーンα」、「スクエアα」がよく採用される内容液の例としては、
清酒、果汁、醤油、油などが挙げられます。
適度なバリア性が欲しい、と、開栓してから使い切るまでの期間が短いものの例としては
タレ、調味液、酢などの内容液が挙げられます。
内容液だけでなく、使われ方によっても最適なバリア性は異なります。
例えば、醤油を入れる容器を選ぶ際に、
BIBから複数回に分けて少量する使用する用途であれば、バリアタイプを、
食品工場やセントラルキッチンなどで一気にタンクへ注ぎ込んで使い切るような用途であれば、
スタンダードタイプを推奨します。
内容液の特性と、使用シーンなど、総合的に勘案した上で、
「バリア性×コストパフォーマンス」の高い容器を選択することをおすすめします。
5.まとめ
内容液や使用シーンによって最適な容器は異なります。
その中でも、今回はバリア性に着目して、そこから容器選定をするポイントをお伝えしました。
小泉製麻では、今回ご紹介したBIB以外にも、ご使用環境に最適な容器をご提案いたしますので、
容器選びに迷われましたらぜひ一度お問い合わせください。
📢 YoutubeでもBIB、バロンボックス、スパウトバッグ、関連アイテムの使い方などご紹介しています。
右上をクリックで「BIB、液体容器」の再生リストが表示されます。
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