COLUMNコラム

商品コラム

業務用液体容器

フードロスと樹脂量の削減に。

みなさん、こんにちは。開発ミーティング室のK田原です。
この度、ドイツで開催された展示会「FACHPACK 2022」に出展しました。
 
FACHPACKは、容器包装に関する製品や充填や梱包等関連機器、副資材などを包括的に取り扱う展示会です。
ドイツのニュルンベルクにて40年以上にわたって開催されています。
 
私たちは「バロンボックス クリーンαアルファ」をフードロスの削減・樹脂量の削減・輸送効率の改善をテーマに紹介しました。
 
「バロンボックス クリーンα」とは、樹脂製の軟らかい内袋と段ボール製の外装ケースを組み合わせた、一般的にB I Bバッグインボックスと呼ばれる容器です。
 
クリーンαの一番の特長は多層構造です。
2層のポリエチレンの間に、酸化バリア材を挟み込んでいます。
 

フードロスの削減

クリーンαはバリア層によって容器内外の気体の透過を低減します。
容器外部からの酸素や臭気の侵入を防ぎ、容器内部からの内容液の香りや油分の流出を防ぎます。
 
とくに食品は酸化によって味や風味が損なわれたり、変色したりと影響を受けます。
バリア層で品質劣化を低減することで、賞味期限の延長・フードロスの削減に貢献します。
 

樹脂量と輸送効率の比較|プラぺールとの比較

海外の液体輸送で用いられることが多いのは、プラペール(樹脂製ペール缶・蓋つきプラスチックバケツをイメージしてください)です。
プラペールとクリーンαは、容器の樹脂量と輸送効率の点で比較することができます。

プラペール(イメージです)

〔重量比較〕 

プラペール(20L)は約485gに対して、クリーンα(20L)の重量は約175gです。
 

〔輸送効率比較〕 

国内で流通しているプラペールは6個積み重ね販売されており、クリーンαは1箱に50個が梱包されています。
これらを20ftコンテナに満載にすると、プラペールは3,570個、クリーンαは7,350個が積載可能です。
(※積載量は実測値ではなく計算による想定)
 
クリーンαはプラペールと比べ、使用樹脂量削減・運賃や在庫スペースの削減が可能です。
ひいては環境への影響抑制にも貢献します。
 

環境配慮商品について

今回のFACHPACKにご来場いただいた方々には、当コラムでご紹介した「フードロスの削減」や「樹脂量と輸送効率の改善」だけでなく、フィルムタイプのBIBと比べたときのクリーンαの「柔らかく・しなやかで強度がある」という点にもご好評をいただきました。
多数のご来場からいただいた意見や視察をもとに、当社は環境配慮の時世に合った商品の開発や改良に取り組んでいきます。
商品だけではなくその環境影響やこんな商品がほしいなどなど…
ご興味をもっていただけたものがございましたらお気軽にお問合せください!
 
 

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