米の積載効率を改善!【隔壁付き】角形フレキシブルコンテナ『エムキューブ』
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フレキシブルコンテナとは。
1tを超える大型輸送袋として、粉末や粒状物の大量輸送に対応する「フレキシブルコンテナ」。樹脂原料や飼料・肥料の輸送や保管といった物流現場、建設土木現場で見ることができます。袋本体の丈夫さと、大きな注入口と排出口で充填・排出を容易に行うことができる点が現場での使いまわしの良さにつながります。
フレキシブルコンテナはその用途・内容物に合わせて、形状・素材をお選びいただきます。
多種あるフレキシブルコンテナの中から、今回は内部に隔壁構造を備えた、角形フレキシブルコンテナ『エムキューブ』を選ばれた法人農業・鷹本農産さんにお話を伺いました。
米の段積み作業の課題
_鷹本農産・ご担当者さまのお話
わたしたち、鷹本農産は熊本県玉名市の農業生産法人です。約60haの農場で、米・麦・大豆・トマトを栽培しております。栽培以外にもヘリコプターによる農薬散布、施肥事業、ライスセンターも所有しております。
ライスセンターでは、近隣農家からの米を集約し乾燥・籾擦り・フレキシブルコンテナ袋や紙袋への詰め替え事業も行っております。籾摺りした米は自社倉庫内で保管しています。2020年秋から、籾摺りから荷作り販売までを一貫して行っています。
『エムキューブ』を採用するまでは600㎏の丸形フレキシブルコンテナを使用していました。しかし、丸形は安定性がなく荷崩れの危険が伴うため、4つの丸形を並べた上に1つしか積むことができなかったのです。倉庫のスペースを広く活用するには、できるだけ多くのフレキシブルコンテナを段積み(縦方向に積み重ねること)にしたいのですが、技術的な難しさから段積みにはベテラン作業員しか対応ができず、繁忙期には人員配置に苦労していました。
隔壁付きフレキシブルコンテナ・エムキューブとは。
米のような粒状物の運搬・保管に最適な「エムキューブ」最大の特長は、内部の四隅に隔壁が設置されていることです。
従来の丸形や角形のフレキシブルコンテナでは充填後の内圧により胴膨れが発生していました。エムキューブの内部四隅に設けられた隔壁にはそれぞれ大きなスリットが入っており、コンテナ本体への充填物はスリットを通り四隅にまでしっかり充填されます。さらにその隔壁が内部から四隅を支えることで型崩れを防ぎ、内容物が充填された後でも本体は丸く膨らむことなくきれいな角形を保つことができます。
安定性が作業効率と積載効率に。
》段積みが安定。
エムキューブを採用した後の大きな変化は、倉庫内で3段積んでも安定しており、限られたスペースにたくさん保管ができるようになったことです。
》作業性が上がった。
また、経験の浅い作業員でも段積み作業が容易にできるようになり人員配置の苦労が減りました。
丸形フレキシブルコンテナはパレットに載せると本体がパレットからはみ出してしまい、フォークを指す際に接触してしまったり、リフトの反転作業時にフレキシブルコンテナに接触し、倒してしまうことがありました。エムキューブはパレットの形状にピッタリとはみ出さないため、ぎりぎりまでリフトを近づけることもできるようになり接触がなくなりました。
》積載効率が上がった。
トラックに積み込む際にも、2列まっすぐに並べると両ウイングの扉が閉まらないため、ずらして並べなければならず、満載まで積むことができませんでした。しかしエムキューブは隙間なく並べることができるので、満載まで積めるようになり、運送費の削減につながりました。
使用商品
[フレキシブルコンテナ]エムキューブ
・倉庫内保管・物流における輸送コストダウン・省スペース化を目指します。
・内側四隅に設置された隔壁により、従来の丸型と比較し、25%増し*の内容物を輸送することができます。(*当社比)
・食品衛生法適合品です。
Comments
物流コスト削減に貢献します。
[営業担当者のコメント] 小泉製麻・物流資材営業
2020年、農林水産省より米用フレキシブルコンテナの推奨規格を「角型」に統一することが発表されて以降、農協や法人農家様から多数のお問い合わせをいただいております。
「エムキューブ」は最大5段(上部4段)まで積み重ねることが可能で、スペースを有効活用したい方にオススメです。段積み時に荷崩れの恐れのある従来の「丸形」タイプと比較し、作業員の安全性を重視し「角形」を選ばれる方が増えております。
米用の他、最近では飼料・肥料用途でのお問い合わせも増えており、600㎏用などの特注品の要望もいただいております。型崩れしにくく保管スペースが効率的に使える「エムキューブ」を様々な場面でお役立ていただけたらと思います。