Concept

バロンボックス®シリーズのあゆみ

01

バロンボックス®とは

薄く柔らかなプラスチック製の内袋と段ボール製の個装ケースを組み合わせて使用する液体容器です。

当社では「バロンボックス®」という名称で1982年から発売しています。

「バロンボックス®」は食品と化学の分野だけではなく、災害時のタンクや重石など幅広く利用されています。

食品分野

醤油、食酢、ソース、みりん、めんつゆ類、ドレッシング、食用油、たれ、食品添加物、香料、乳酸、乳製品、液糖、果汁、清酒、焼酎、果実酒、ワイン、リキュール等

化学分野

次亜塩素酸ソーダ、水処理剤、シャンプー、ボディーソープ、液体洗剤、バッテリー液、接着剤、アルコール製剤、液体肥料、尿素水、水性ペイント、金属表面処理剤等

その他

災害時・レジャー用の簡易タンク、建築土木の重石水用、こいのぼりの重石等

バロンボックス®クリーン

バロンボックス®スクエア

バロンボックス®ソフト

02

製品に込めた想い

「バロンボックス®」は、「使いやすくて環境にやさしい」を追求した容器です。

液を入れていないときは内袋と個装ケースともに折りたたむことができ、コンパクトです。
ワンウェイ容器だから、洗浄・回収は必要ありません。

同容量のハードボトルと比べて、プラスチック使用量が少なく、コンパクトになるから一度にたくさん運べ、


輸送時に排出されるCO2も抑えられます。

ワンウェイの使いやすさを残したまま、多角的に環境対応に取り組む容器、それが「バロンボックス®」です。

03

小泉製麻における

液体容器の歴史

1982

「バロンボックス®クリーン」
発売開始

業務用液体容器の新たな形として誕生したバロンボックス®
現在も続くロングセラー商品・ブロー成形BIB「クリーン」の誕生

柔らかい内袋を段ボールケースで支えるBIBは、革新的な形状でした。
現場の運搬作業効率化や保管スペースの縮小に貢献できる環境対応容器として


神戸市にあった本社工場で製造、販売をスタートしました。

1984

「バロンボックス®クリーンα」
発売開始

ガスバリア性をもつ「クリーンα」がラインナップに加わりました

ガスバリア性をもつ「クリーンα」の製造・販売を開始しました。
ガスバリア材により内容液の酸化劣化を防ぎ、品質保持期間を延長できるようになりました。
清酒や醤油など、酸化劣化の影響の大きい内容液でも多くご使用いただいています。

1994

バッグインボックス

「バロンボックス®ソフト」
発売開始

フィルム製のピロー型BIB「ソフト」が新たに加わりました

樹脂ペレットを溶かして空気を吹き込むブロー成形の「クリーン」とは異なり、


フィルムを溶着してつくるピロー(枕)形状の容器です。
クリーンよりもさらにコンパクトになりました。
分離しやすい内容液の撹拌が可能で、より多くの内容液に対応できるようになりました。

2001

「バロンボックス®クリーン」
薄肉化

強度は変わらず薄肉化に成功
年間約42,000kgのプラスチック使用量削減に!

薄く柔らかい容器の「クリーン」ですが、製造技術と原料樹脂の物性が向上したことでさらに薄く、


容器重量を約6%軽量化し、プラスチック使用量を年間約42,000㎏削減しました(当時)。
強度は変わらないまましなやかになったことで容器の展開性が向上し、注ぎ口が引き出しやすくなる


など商品の改善にもつなげました。

2002

「バロンボックス®クリーンα」
薄肉化

さらに年間のプラスチック使用量を約11,000kg削減!

「クリーン」に続き、「クリーンα」の容器重量を約16%軽量化しました。
ガスバリア性は維持しながら、プラスチック使用量を年間約11,000㎏削減しました(当時)。

2005

「バロンボックス®スクエア」
誕生

フィルム製ガゼット式の「スクエア」がラインナップに加わりました
利便性と省スペース化のいいとこどり商品

「スクエア」は、「クリーン」よりもコンパクトで「ソフト」よりも使いやすい、


いいとこどりをコンセプトにして誕生しました。
上面のシール部分を持つことができる形状は画期的でした。

2018

スパウトバッグ

「スパウトバッグ」誕生

BIBとパウチのハイブリッド!新たな液体容器が登場

業務用サイズのバロンボックス®と小容量パウチのハイブリッドとして、5L以下の


液体容器「スパウトバッグ」が誕生しました。
使い切りやレジャー、コーヒーのテイクアウトでの利用など、これまでのバロンボックス®には


なかった分野でも使用の幅を広げました。

2020

標準キャップ

「標準キャップ」形状改良

形状改良により現場での作業性が向上!
プラスチック使用量年間約6,000㎏削減!

バロンボックス®及びスパウトバッグ用「標準キャップ」の品質改良により、


締付・開栓時の手の感触(痛み)を軽減し、0.5g軽量化しました。
プラスチック使用量は年間約6,000㎏削減しました。

2021

「クリーンプラス」誕生

「KOIZUMI GREEN POLICY(環境指針)」に基づいた環境対応商品を開発

従来よりも環境にやさしいクリーンが誕生しました。

クリーン+ バイオマスプラタイプ

中間層にバイオマスプラスチックを挟み込んだクリーンです。
石油由来プラスチックの使用量を約30%削減します。
※受注生産

2022

「スパウトバッグプラス」誕生

環境対応商品の開発を加速
再生原料使用のフィルムを採用したスパウトバッグをリリースしました

フィルムに再生材料を50%以上使用したスパウトバッグです。
従来品と比べて、温室効果ガスを40%削減します。
※受注生産品

2024

「もろこしシリーズ」誕生

新素材「もろこしペレット」を使用した「もろこしキャップ」が誕生!

石油由来のプラスチックに代わる新素材「もろこしペレット」の開発に携わり、


バロンボックス®及びスパウトバッグ用「もろこしキャップ」が誕生しました。
生でんぷんを成分の51.3%以上配合したバイオマス複合素材ですが「標準キャップ」と


同等のスペックをもっています。